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ねずみに支配された島

ねずみに支配された島
 ウィリアム・ソウルゼンバーグ:著
 野中香方子:訳

 孤立しがちな島の生態系は、固有種の宝庫である。
 しかし、人間が連れ込んでしまったネズミが島の生き物を貪り喰らい、自分たちの血と肉に変えて増殖し、引き換えに島の固有種を絶滅させていく。
 自分の何倍も大きい鳥に食らいつき、体内に潜り込んで生きたまま体の内側から貪るとかネズミの恐ろしさを思い知らされる。
 ネズミに限らず、ネコやブタ。人間が連れ込んでしまった動物が脆弱な島の生態系を破壊するのを救うべく、奮闘する人々の話。
 イースター島の悲劇が住人の環境破壊でなく、ネズミがヤシの実を貪ってヤシの木のライフサイクルを断ち切って森の再生をできなくしたからという説がそれなり以上に有力だとは、従来の認識を覆された。



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ミクロの森

ミクロの森
 D.G.ハスケル:著
 三木直子:訳

 森の中の1mほどの小さな領域を観察場所とし、そこで起きる出来事の1年間の観察日記。
 大きな森の中のちっぽけな領域で1年を通して観察できるさまざまな出来事。
 それらの出来事を起点に語られる、無数の自然科学の教養雑学。
 読んだ感想では、観察日記というより雑学本の印象が強かった。


2014雑記

▼イラスト
 奈落底辺を這いだすべと気合いが続いたは、三ヶ月ほど。
 ポーズ集模写を続けた成果で、全身図が明らかに向上したが……
 うん、奈落底辺からは這い出せていない。
 ま、まあ……さらなる向上を図るという事で。
▼テキスト
 小説はほぼエタ状態。
 続きを書く傍ら、思いつくままにネタを並べて新しいのをちまちま書いたり。
 投稿してないが、ストックは少々たまったかね。
 だが、やはりゆっくり書く時間は欲しい。
▼投資
 投下資金が大きいヤツほど儲かる世界というのを実感しつつ。
 トータル収支はプラスで終わり。
 配当利益がお札にすらならない所有額の去年と比較すると、お札になった今年は株を増やしたなと。
 売買益は、諭吉さんにすら届いてないがプラスなので良し。
▼無電源ゲーム
 ボードゲームの類は、欲しいと思っても「でも、プレイせんしな」と買うのを躊躇って買わなくなってきた。
 TRPGは、GMをしないとねえ。
 昔のセッションのリプレイを読んで、リプレイ書こう熱がちょびっと再燃。
 キャンペーンとか、いいよね。

排泄物と文明

排泄物と文明
 デイビッド・ウォルナー=テーブズ:著
 片岡夏美:訳

 排泄物。
 つまりは、大とか小とかのアレに関する考察本。
 排泄物が問題になってるのは、単純に増えているからという指摘は言われてみれば納得。
 十億の人間より、七十億の人間の方が出すものは多いし。食うための家畜も、増えてるのでそちらでも当然増えている。
 そして、規模の経済を追求し、大規模化した結果として、排泄物も大量かつ局所的に集まり問題となると。
 排泄物は、寄生虫や病原体の媒介物であり、汚染源であり、肥料の原料であり、燃料であり、時には建築資材である。
 人間や家畜の糞の様々な使われ方や、処理の仕方などに触れたりとかしているが、全体としては排泄物を主軸して生態系や社会に関して論じている印象で、資料本や解説本的な雰囲気は薄い。
 ページの表記に、フンコロガシが糞を転がしている絵を使ってるのは面白かった。

 

オール・ユー・ニード・イズ・キル

タイトル:オール・ユー・ニード・イズ・キル

 同名タイトルの日本のラノベを原作としたハリウッド映画。
 原作同様のループ物ではあるのだが、作品の雰囲気はハリウッド。
 お約束の強大な敵を打倒してハッピーエンド。
 一本の映画にまとめるためには仕方がないのかもしれないが、原作も一冊の小説。
 原作を知っていると、何か違うと首を傾げたくなるが知らない人には普通に楽しめるのではないかと。
 映画化に伴って、漫画化や新装版とかが出ているので原作の入手は今なら難しくないかと。
 漫画版は、原作にかなり忠実にストーリー展開をしている。





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